【7月5日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)は4日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は、エカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)に4-6、6-1、5-7で敗れた。

 1番コートに飛び交った羽アリに悩まされたウォズニアッキは、5度相手のマッチポイントをしのいだものの、12度目の挑戦でまたしても4回戦の壁を突破することなく大会から姿を消した。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で四大大会(グランドスラム)初制覇を果たしたウォズニアッキは、優勝候補として今大会を迎えたが、予期せぬ侵入者にフラストレーションを募らせて敗れ去った。

 試合中、羽アリの集中砲火にあったウォズニアッキは、審判に虫を駆除できないかとたずねる一幕もあった。

「口の中、髪の毛、体のいたるところに羽アリがいた。何か対応が必要。スプレーはなかったの? 虫を食べるのではなくテニスに集中したかった」

 前哨戦のネーチャーバレー国際(Nature Valley International 2018)で優勝し、グラスコートで調子を上げて大会を迎えたウォズニアッキだったが、グランドスラムで唯一準々決勝までたどり着けていないウィンブルドンで、またしても苦杯をなめた。

 世界ランク35位のマカロワは、3回戦でルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)と対戦する。(c)AFP