「クリスチャン・ディオール」展、英V&A博物館でも2019年開催へ
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【7月3日 AFP】英・ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum、V&A)は1日、昨年フランスのパリ装飾美術館(Museum of Decorative Arts)で開催され、記録的な動員数を記録した「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の回顧展『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ(Christian Dior, Couturier du Reve)』を2019年に開催すると発表した。
来年2月2日から7月14日まで開催される同展についてヴィクトリア&アルバート博物館は、「『ディオール』を題材にした展示としては、英国内では今までで最大で包括的なものとなるだろう」と声明で伝えた。「『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ(Christian Dior, Couturier du Reve)』展は、1947年から現在までの歴史と、20世紀で最も影響力のあるクチュリエのその影響力を振り返る」
展示内容は、デコラティブ・アートとデザインの世界最大の博物館であるヴィクトリア&アルバート博物館用に再考される。約500点ものアクセサリー、イラスト、香水、大量の服を展示予定。その内200点はオートクチュール作品だ。
今回の回顧展の目玉となるのは、ロンドン博物館(Museum of London)から貸し出される、英国のマーガレット王女(Princess Margaret)が21歳の誕生日の祝賀会で着用したドレスだとヴィクトリア&アルバート博物館は明かした。
この他にも「ディオール」が「英国で最も荘厳でラグジュアリーな邸宅で開催された迫力のファッションショー」についても展示されると発表された。「パリで高評価だったこの回顧展を再考することで、ディオールがいかに英国に惹かれていたかについても明らかにできる」
ディオールの言葉を引用し、「自分の母国以外に、これほどライフスタイルを愛してやまない国はありません」とした。
メゾン70周年を記念しブランドの協力を得て開催することができた仏・パリでの回顧展は、6か月で70万人以上の来場者を記録し、パリ装飾美術館の記録を更新した。(c)AFP