【7月3日 AFP】サッカーベルギー代表のロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督は、W杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝トーナメント1回戦で日本代表に0-2から大逆転勝利を収めたことについて、チームを心から誇りに思うと胸を張った。

 ロストフナドヌー(Rostov-on-Don)で行われた2日の一戦では、後半開始直後に日本が原口元気(Genki Haraguchi)と乾貴士(Takashi Inui)の得点で2-0とリードした。しかし、ベルギーもヤン・フェルトンゲン(Jan Vertonghen)とマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)のゴールで追いつくと、後半のアディショナルタイム4分には途中出場のナセル・シャドリ(Nacer Chadli)がネットを揺らして3-2の劇的勝利を飾り、ブラジルとの準々決勝に進出した。

 W杯の決勝トーナメントで0-2の劣勢から逆転勝利を飾るという48年ぶりの快挙を成し遂げたベルギーのマルティネス監督は、「チームとその特色が試された試合だった。われわれは生き残った。勝ち抜けたのが最も重要なこと。ネガティブなことは何もなく、勝ち抜けたのがすべてだ。選手たちを心から誇りに思う。これからもベルギーを信じ続けてほしい。W杯では完璧を求めるものだが、次に進むことと、勝つことがすべてだ」と述べた。

 イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)の元指揮官だったマルティネス監督はまた、「日本を祝福しよう。彼らは完璧な試合をした。冷静にカウンター攻撃を仕掛け、堅実なプレーをした」とすると、「チームの持ち味が試された。途中出場の選手たちが素晴らしい反応をみせて勝利をもたらした。それが、このチームのすべてを物語っている」と語った。(c)AFP