トランプ大統領に「いた電」したら…話せちゃった 米コメディアン
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【6月30日 AFP】米大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)に乗っている世界最強の国の指導者にいたずら電話をして話をすることはできるのだろうか──それがどうやらできるようだ。
コメディアンのジョン・メレンデス(John Melendez)さんは、27日夜にニュージャージー州選出のロバート・メネンデス(Robert Menendez)上院議員に成り済まして大統領専用機に乗っているドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領に電話をかけたとし、自身のサイト「The Stuttering John Podcast」でトランプ氏のものと思われる録音音声を公開している。
トランプ大統領は相手をメネンデス上院議員と思い込み、「とても大変な目に遭いましたね。あの状況は、あまり公平ではなかったと思う」と話している。同上院議員は最終的には取り下げられたものの、汚職疑惑で捜査を受けていた。2人は会話を続け、移民問題から、退任が決まっているアンソニー・ケネディ(Anthony Kennedy)最高裁判事の後任まで、さまざまな事柄について話をしている。
メレンデスさんによると、上院議員の側近のふりをしてホワイトハウス(White House)に電話をかけたところ、その後、エアフォースワンに搭乗中の大統領につながったという。この出来事により、大統領への接近を規制する手続きに問題があるのではないかとの批判も起きている。
AFPはホワイトハウスに取材を申し込んだが、今のところコメントは得られていない。(c)AFP