【7月1日 CNS】中国・広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で6月26日、同月分の自動車のナンバープレート配分のための抽選が終了した。抽選参加者は過去最大で、当選する確率も0.62%と最も低かった。また、オークションでは最高5万7000元(約95万円)以上の落札値がつき、ある市民は「車本体の価格より高い」と漏らした。

 広州市は6月、小・中型車、計6207台分のナンバープレートを配分した。このうち、個人所有の普通車は4550台、公用車657台、新エネルギー車の個人所有880台、公用120台の内訳に対し、抽選参加者は普通車で72万3226人、新エネルギー車で1万4915人と共に過去最大の参加者数で、当選する確率はそれぞれ0.62%、5.9%だった。

 抽選で当選するハードルが高く、オークションに参加した人もいたが、広州市が7月1日から実施する省外ナンバー車を規制する政策の影響を受け、ナンバープレートの競売価格も次々と跳ね上がった。競売に掛けられたナンバープレートは計4036台分で、最低落札額が5万2000元(約86万円)、平均落札額は5万7283元(約95万4000円)。前月より数万元高騰している。

 オークションに参加した劉さんは、「私たち夫婦と夫の母親3人で抽選に参加しているが、ここ3~4年ずっと当選できず運に見放されている。オークションに参加しているが、落札額が国産軽自動車並みの価格で、それでも競争率が高くて落札できない。お手上げです」と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News