西野監督、会場の酷暑とポーランドのエースを警戒
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【6月28日 AFP】サッカー日本代表の西野朗(Akira Nishino)監督は27日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)グループHのポーランド戦を翌日に控えて記者会見に臨み、16強を目指すためには、試合が行われるボルゴグラード(Volgograd)の暑さの中でスマートなプレーをし、「ワールドクラス」のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)を警戒しなければならないと語った。
ポーランドはすでに敗退が決まっており、レワンドフスキは今大会でいまだ無得点となっている。それでも西野監督は、灼熱(しゃくねつ)のコンディションの中で勝ち点1を確保して決勝トーナメント進出を決めるためには、現状に満足することは許されないと語った。
試合会場のボルゴグラード・アリーナ(Volgograd Arena)で会見に臨んだ指揮官は「消化試合はあり得ない。ポーランドはなんとか一矢報いたいと思っている。世界屈指のストライカーであるレワンドフスキは、なんとしても点を取りたいと思っているに違いない。気持ちを持って戦わないといけない」とコメントした。
一方で西野監督は、同地の厳しい暑さと高い湿度に迎えられたことに驚きを隠さなかった。試合が行われる現地時間午後5時(日本時間28日午後23時)ごろの気温は、40度と予想されている。
「湿気に驚いた」という西野監督は、選手たちは頭を使ってボールを支配し、エネルギーを消費しないようにしなければならないと付け加えた。
「ボールは疲れない。重要なところでスプリントをしていく必要がある。そうした形で進めていかないと、後半に疲れてくる。日本の選手には持久力はある」「これまで以上に交代選手が重要になってくる」
日本は初戦でコロンビアに2-1で勝利し、第2戦でセルビアと2-2で引き分けた。勝ち点4でセネガルと並んでいるものの、日本は反則ポイントで同国を上回りグループ首位に立っている。このためポーランド戦で引き分け以上の結果を残せば、グループGを勝ち抜いたベルギーとイングランドのどちらかと決勝トーナメント初戦で対戦することになる。(c)AFP