マレーシア前首相関係先の押収品、最大300億円相当 警察発表
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【6月27日 AFP】(更新)マレーシアの警察当局は27日、ナジブ・ラザク(Najib Razak)前首相の関係先とされる施設6か所から押収した現金や大量に隠されていた宝石、高級ハンドバッグなどについて、最大11億リンギット(約300億円)相当に上ると発表した。
マレーシア警察経済犯罪捜査班を率いるアマール・シン(Amar Singh)氏は記者会見で、「全押収品の総額は小売価格で9億1000万~11億リンギット(約250億~300億円)に上るとみられる」と述べた。
押収品の中には26種類の通貨で1億1600万リンギット(約32億円)相当の現金をはじめ、宝石類1万2000点、ハンドバッグ数百個、多数の時計などが含まれていた。
現在ナジブ氏は大規模な汚職疑惑の渦中にあり、先月の総選挙で自身が長年率いてきた与党連合がマハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)氏率いる改革派に敗れた大きな要因となった。(c)AFP