豪雨のタイ、洞窟内で少年ら13人行方不明 捜索続く
このニュースをシェア
【6月25日 AFP】タイ北部で、豪雨により洞窟が浸水し、サッカーチームの少年らが2日前から内部に閉じ込められている。当局が25日、発表した。洞窟内では、水中での大規模な捜索活動が続いている。
現場は、ミャンマーおよびラオスとの国境に近い、チェンライ(Chiang Rai)県にある国立公園内のタムルアン(Tham Luang)洞窟。サッカーチームに所属する11~16歳の少年12人がコーチ1人と共に、23日に閉じ込められたという。
同県副知事によると、少年らが出られなくなっているとみられている巨大洞窟内の広い空間に、複数のダイバーが到達。「少年らは洞窟のこの部分に居ると考えている。ここはさらに3キロ続いている」と述べた。
「彼らは23日から何も食べていないので、ダイバーらが飲食物を持って行った」と説明した。
問題の事態は、夕方になっても子どもがサッカーの練習後に帰宅しないと、母親の一人が通報して発覚。
同域はここ数日モンスーンの豪雨に見舞われており、洞窟にはたちまち雨水が流れ込んだ。その直後に洞窟の入り口で、少年らの自転車や靴が発見されたという。
捜索活動は同日夜始まったが、洞窟内の水位が著しく上昇したためダイバーらは泥水に満たされた場所を通過しなければならず、夜間に一時中断されていた。(c)AFP