【6月24日 AFP】1983年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(Return of the Jedi)』で、ハリソン・フォード(Harrison Ford)演じるハン・ソロ(Han Solo)が使用したブラスター銃が競売に掛けられ、55万ドル(約6050万円)で落札された。米競売会社ジュリアンズ・オークションズ(Julien's Auctions)が23日、ツイッター(Twitter)で発表した。

 ハン・ソロのブラスター銃の落札額は、「スター・ウォーズ」シリーズの最初の2作品で使用されたルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)のライトセーバー45万ドル(約5000万円)を超えるものとなった。

 ハン・ソロは映画の中でルーク・スカイウォーカーに対し、「でっち上げの宗教や古くさい武器じゃ、ブラスターの相手にならないさ」と述べていたが、競売においてはその通りだったようだ。

 主に木で作られたこのブラスター銃は、『ジェダイの帰還』で美術監督を務め、この作品でアカデミー賞(Academy Award)にもノミネートされたジェームズ・ショップ(James Schoppe)氏が30年以上にわたって所有していたもの。

 だがジュリアンズ・オークションズの幹部マーティン・ノーラン(Martin Nolan)氏によると、ショップ氏はハン・ソロの銃のほか、イウォーク族(Ewok)のおの、ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)の船の設計図など、作品で使われた小道具約40点を手放す決心をした。

 その結果、今回のオークションでイウォーク族のおのは1万1250ドル(約124万円)、別のブラスター銃は9万624ドル(1060万円)で落札されたという。

 だが、昨年ロサンゼルスで開催された競売では、「スター・ウォーズ」シリーズの複数の作品で使用されたドロイド「R2-D2」が276万ドル(約3億350万円)で落札されている。(c)AFP