NZ首相が娘をお披露目、公職女性の出産が当たり前になることに期待
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【6月24日 AFP】ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相(37)が24日、オークランド(Auckland)で生まれたばかりの娘をお披露目し、公職に就いている女性の出産が当たり前になることに期待を寄せた。アーダーン首相が公の場に現れたのは、世界中で話題となった21日の出産後初めて。
首相は、パートナーでテレビの釣り番組の司会を務めるクラーク・ゲイフォード(Clarke Gayford)氏(40)と共に娘の名前をニーブ・テアロハ・アーダーン・ゲイフォード(Neve Te Aroha Ardern Gayford)に決めたと発表した。ニーブは「明るい、光り輝く、雪」を意味し、テアロハはオークランドの南東約140キロに位置するアーダーン首相の家族の故郷の田舎町の名前だという。
2人は名前の候補を幾つか考えていたという。アーダーン首相は、両腕で娘を抱いてあやしながら「私たちが好きな名前ということでニーブを選んだ。娘を見たとき、この子にぴったりな名前のように思えた」と語った。
国内ばかりか英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)やヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)夫妻ら国外からもお祝いの言葉が寄せられたことに、アーダーン首相は驚かされたという。「(応援してくれたニュージーランド国民に)ありがとうと言いたい。私たちは本当に順調です。睡眠不足ですが、ものすごく元気です」
一国の首脳が在職中に出産するのは、パキスタンのベナジル・ブット(Benazir Bhutto)首相(当時)に次いで2人目。アーダーン首相は、首脳の出産が「目新しいこと」でなくなることに期待を寄せている。
ゲイフォード氏は「専業主夫」となり、アーダーン首相は6週間の産休の後、職務に復帰する予定になっている。(c)AFP