米政府、移民親子再統合のタスクフォース設置か
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【6月24日 AFP】米ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権が不法入国者を厳格に取り締まる「ゼロ・トレランス(不寛容)」政策を実施する間、メキシコ国境で拘束された移民の親から子どもが引き離されてきたことに関し、米厚生省は、引き離された親子を再統合させるためのタスクフォースを設置した。米政治サイト「ポリティコ(Politico)」が報じた。
トランプ大統領は20日、親子を引き離す措置が国内外で強く批判される中、この措置を停止する大統領令に署名したが、すでに引き離された子ども2300人余りが今後どうなるかは不透明なままとなっている。
ポリティコが入手した内部文書によれば、アレックス・アザー(Alex Azar)厚生長官は22日、引き離された親子の再統合を担うタスクフォースの設置命令を交付した。
同サイトが伝えたイブリン・スタウファー(Evelyn Stauffer)厚生省報道官の発言によると、アザール長官は、同伴者のいない移民の子どもを親や適切な支援者と引き合わせる事業を補助するため、「省が持つ関連の資源すべてを集中させる」と述べている。
AFPは同省に報道内容の確認を求めたが、これまでのところ返答は得られていない。(c)AFP