米韓海兵隊の合同演習2回を無期限で中止、北朝鮮との交渉を後押し
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【6月23日 AFP】米韓両国は北朝鮮との外交交渉を後押しするため、今後3か月間に実施予定だった2回の軍事演習を無期限で中止することで合意した。米国防総省が22日、明らかにした。
国防総省のダナ・ホワイト(Dana White)報道官は「シンガポールでの(米朝)首脳会談の成果の実行を後押しするため同盟国韓国と協力して(ジェームズ・)マティス(James Mattis)国防長官は選ばれた軍事演習を無期限で中止した」と述べた。
今後3か月間に実施予定だった米韓海兵隊の合同演習「韓国海兵隊交換プログラム(Korean Marine Exchange Program)」2回が中止される。マティス国防長官、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官、ジョセフ・ダンフォード(Joseph Dunford)統合参謀本部議長、ジョン・ボルトン(John Bolton)大統領補佐官による協議を経て決まったという。
米国と韓国は先に8月に予定されていた米韓合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン(Ulchi Freedom Guardian)」の中止を発表していた。
国防総省のホワイト報道官は、さらに軍事演習を中止するかどうかは、北朝鮮が誠意をもって有益な交渉を続けるかどうかによると述べた。(c)AFP