中国の投資会社、仏高級ガラスメーカー「バカラ」を買収
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【6月22日 AFP】中国の投資会社、フォーチュン・ファウンテン・キャピタル(FFC)は21日、フランスの高級クリスタルガラスメーカー「バカラ(Baccarat)」の買収を完了した。買収額は1億6400万ユーロ(約210億円)。
香港を拠点とするFFCの創設者、ココ・チュー(Coco Chu)氏は同日、バカラの買収手続きを完了。
バカラは、米国の投資会社スターウッド・キャピタル(Starwood Capital)とエル・キャタルトン(L CATTERTON)が保有していたバカラの株式89%を、FFCが取得する意向であると発表していた。
バカラは仏国王ルイ15世(Louis XV)の時代から、彫刻やシャンパンフルートなどを製造してきたが、250年の歴史がある同社は経営再建に苦しんでいた。
アジアを中心とした新興市場で高級品への需要が爆発的に増加したが、同社はそこから利益を得ることができず、その輝きは薄れていった。2008年には世界金融危機で赤字に転落し、2016年に持ち直すまで十分な利益が上げられなかった。(c)AFP/Joseph Schmid