キューバでまた「謎の病」 米外交官の発症者25人に
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【6月22日 AFP】米政府は21日、キューバで新たに外交官1人が「謎の病」の症状を呈したと発表した。キューバで謎の病になった米外交官はこれで25人となった。
国務省のヘザー・ナウアート(Heather Nauert)報道官は「この症状が(キューバの首都)ハバナで医学的に確認されたのは2017年8月以降では初めて。影響を受けた米国人は25人となった」と述べた。
ナウアート報道官によると、米政府は公式な医学的確認が取られる前の5月29日にこの件についてキューバ政府に伝え、キューバ国内の外交官を守るのはキューバの責任だと念を押したという。
別の米外交官1人もハバナから退避したとされるが、その人物の検査結果は公表されていない。
中国でも少なくとも1人の米外交官が同様の症状を呈した。中国とキューバの米大使館員の一部は具合が悪くなる前に正体不明の音を耳にしたと報告し、当初の報告書は秘密の音響兵器が使われた可能性を示唆していた。
しかし米国の情報機関と医療専門家らが1年以上調査しているにもかかわらず原因の特定には至っていない。(c)AFP