NZ首相が女の子を出産、現職首脳では世界で2人目
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【6月21日 AFP】(更新、写真追加)ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相(37)が21日、オークランド(Auckland)の病院で女の子を出産した。現職の首脳が出産するのは世界で2人目となる。
アーダーン首相は「新しく親になった人が経験するあらゆる感情を味わっていると同時に、こんなにも大勢の人たちから優しさやお祝いの言葉を受けたことにとても感謝している。ありがとう」との声明を発表した。
アーダーン首相とパートナーでテレビの釣り番組の司会を務めるクラーク・ゲイフォード(Clarke Gayford)氏(40)の間に生まれた女児は体重3300グラム。アーダーン首相のインスタグラム(Instagram)への投稿によると、母子ともに健康だという。
アーダーン首相は6週間の産休に入り、その間はウィンストン・ピータース(Winston Peters)副首相が首相代理を務める。
一国の首脳が在職中に出産するのはパキスタンのベナジル・ブット(Benazir Bhutto)首相(当時)に次いで2人目。
アーダーン氏は首相就任前の昨年、テレビのインタビューにおいて、首相にふさわしいかどうか判断するためにも国民は同氏の家族計画を知る権利があるとただされ、性差別論争に発展する騒動となった。
アーダーン氏は「容認できない」質問だとして回答を拒否。「子どもをいつ産むか決断するのは女性であり、その決断が就職の可否や雇用機会の有無を決めることがあってはならない」と反論した。(c)AFP