【6月21日 AFP】男子テニス、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2018)は20日、シングルス2回戦が行われ、大会第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)は2-6、2-6で世界ランキング36位のカレン・カチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)に敗れた。

 両者は昨年大会でも2回戦で激突したが、その時は錦織が臀部(でんぶ)の故障で途中棄権を余儀なくされており、これで2年連続でカチャノフに敗れる結果となった。

 錦織はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の前哨戦に位置づけられる同大会は決して得意としておらず、2014年と2015年大会ではベスト4に進出したが、その後は2年連続で負傷棄権している。

 手首の故障を経てトップ10への復帰を目指す世界ランク27位の錦織は試合後、「アンフォーストエラーがありすぎた。本当にミスが多かった」とした上で、「彼(カチャノフ)は良いプレーをしていたが、これといって特別なことはなかった。自分はファーストサーブを入れられなかったし、もっとベースラインにとどまっているべきだった」と悔やんだ。

「カチャノフはフラットで球を打ってくるが、それに芝で対応するのは難しい。ウィンブルドンへ向けてもっと鍛えないといけない」

 試合を通して7本のエースをたたき込んだほか、錦織のサービスゲームでは4度のブレークに成功した22歳のカチャノフは、準々決勝で第4シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)と対戦する。両者の通算成績は1勝1敗となっている。(c)AFP