ウルグアイが16強、スアレスは同国史上初3大会で得点
このニュースをシェア
【6月21日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は20日、グループAの試合が行われ、ウルグアイが1-0でサウジアラビアに勝利して決勝トーナメント進出を決めた。
決勝点を記録したウルグアイのルイス・スアレス(Luis Suarez)は、これが代表通算100試合目の出場となった。
ウルグアイは25日にグループAの最終戦で1位の座を懸け開催国のロシアと対戦し、もう一方のカードでは連敗して敗退が決まった同士のエジプトとサウジアラビアが顔を合わせる。
突破を決めたロシアとウルグアイは決勝トーナメント1回戦で、ポルトガル、スペインあるいはイランが勝ち上がるとみられるグループBの上位2チームと対戦する。
31歳のスアレスは、GKモハメド・アル・オワイス(Mohammed al-Owais)のミスを逃すことなく、前半のうちに先制点を奪った。
オスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督が率いるウルグアイは追加点を奪う多くの機会を逃したが、力に劣るサウジアラビアが勝ち点1も奪えるようには決して見えなかった。
南アフリカで行われた2010年大会(2010 World Cup)で準決勝に進んだウルグアイは、これで3大会連続の16強入り。一方のサウジアラビアは、モハメド・サラー(Mohamed Salah)を擁するエジプト戦で、1994年の米国大会以来となる勝利をもくろんでいる。
初戦のエジプト戦で見せた低調なパフォーマンスを埋め合わせようとしたスアレスは、鮮やかな立ち上がりを見せると、クリスチャン・ロドリゲス(Cristian Rodriguez)が上げたボールから左足でボレーシュートを放つもこれはGKモハメド・アル・オワイス(Mohammed al-Owais)に防がれた。
サウジアラビアは早い時間からボールを保持したもののウルグアイゴールを脅かすことはなく、前半23分にウルグアイに先制点を許した。アブドゥラー・アル・マユーフ(Abdullah al-Mayouf)から先発の座を奪い、これが代表2試合目の出場となったGKアル・オワイスはカルロス・サンチェス(Carlos Sanchez)のCKを完全に見誤り、その背後で待っていたフリーのスアレスが代表通算52ゴール目となる得点を決めた。
スアレスはW杯での通算6点目を挙げるとともに、W杯3大会でゴールを決めた史上初のウルグアイ人選手となった。(c)AFP