【6月20日 AFP】(更新)フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は19日、ルノー(Renault)と決別し、来シーズンから2年契約でホンダ(Honda)のエンジン供給を受けることで合意したと発表した。

 レッドブルはコメント文の中で「2019、2020年のF1シーズンにホンダのパワーユニットで参戦することで合意に達した」と述べている。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は、「今回のホンダとの複数年契約は、アストンマーチン・レッドブルのわくわくする新たな段階の始まりを示している。グランプリの勝利だけでなく、チャンピオンシップタイトルの獲得が常に目標となる」とコメントした。

「注意深く考慮、評価した結果、われわれはホンダとのパートナーシップがチームにとって正しい方針であると確信した。ホンダのF1へのコミットメントに加え、われわれの姉妹チームであるトロ・ロッソ(Toro Rosso)と遂げている急激な進歩、そしてわれわれと一致する彼らの野心に感銘を受けている」

 ホンダの八郷隆弘(Takahiro Hachigo)社長は、「すべての当事者にとって公平公正な契約」を歓迎し、タイトル獲得のチャンスが広がったと話している。

「二つのチームにエンジン供給をすることで以前の倍のデータにアクセスできる。トロ・ロッソとレッドブルと協力し、二つの強固な関係を築くことで、われわれの目標である勝利に近づけると信じている」

 一方、ホンダはすでにレッドブルが所有するトロ・ロッソにパワーユニットを供給しているため、ルノーとしては今回の動きは「ルノーとレッドブルにとって自然な進化」だとしており、グランプリ57勝と、ドライバーズおよびコンストラクターズタイトルを計8個獲得した12年に及ぶ関係は成功だったと強調している。

「非常に要求が高く競争が激しい環境の中、過去12シーズンにわたりレッドブルと手にしてきた傑出した結果を誇らしく思う。特に、四つずつ獲得したドライバーズおよびコンストラクターズのタイトル、そして共につかんだ57勝を誇りに思う」 (c)AFP