中世の装飾写本、約5億5000万円で落札
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【6月17日 AFP】中世の装飾写本「プトの時祷書(じとうしょ、Petau Book of Hours)」が、売却希望価格の約6倍となる429万ユーロ(約5億5000万円)で落札された。仏競売会社ドゥルオ(Drouot)が16日、明らかにした。
1495年ごろに制作され、最初の所有者だったプト家にちなんで「プトの時祷書」と名付けられたラテン語の写本は、当初の落札予想価格70万ユーロ~90万ユーロ(約9000万円~約1億1600万円)を大きく上回った。
この写本は、上質な皮紙と16の金の円額肖像画が特徴で、1490~1520年に活躍した芸術家ジャン・ポイエ(Jean Poyer)が手掛けた。(c)AFP