エジプト、燃料価格を最大50%引き上げ 緊縮政策の一環
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【6月17日 AFP】エジプトのターレク・モッラ(Tarek el-Molla)石油・鉱物資源相は16日、緊縮政策の一環として燃料価格を35~50%引き上げると発表した。国営メディアによると引き上げは直ちに実施されるという。
アラブ世界で最も人口が多いエジプトでは包括的な経済改革が進められており、助成金や公的債務の削減が実施されている。同国では今週、電気料金に対する補助金の削減や平均価格を約25%引き上げることが決まっていた。
また国際通貨基金(IMF)が3年間で120億ドル(約1兆3000億円)の融資プログラムに合資した2016年11月以来、エジプトは厳しい緊縮政策を実施。さらに変動相場制への移行や付加価値税の導入、多くの物品やサービスに対する助成金の段階的な削減などにより国内の物価は急騰した。
エジプトは2015年から2016年にかけて財政危機に見舞われ、財政赤字の対国内総生産(GDP)比率が12.5%にまで膨れ上がった。(c)AFP