【改革開放40年】「死の海」タクラマカン砂漠貫く道路 新疆
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【6月27日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠は「死の海」と呼ばれる中国最大の砂漠で、世界で2番目に広い流動性砂漠でもある。
最初のタクラマカン砂漠公路は1995年に全線開通した。全長522キロ、流動性砂漠を貫く世界最長の国家基準を満たした道路は、西部地域の天然ガスを東部沿海地域に輸送する「西気東輸」プロジェクトの起点である同自治区北部の輪南鎮から南部の和田(ホータン)地区民豊県(ニヤ県)を結び、新疆南部の経済と社会の発展と、タリム石油・天然ガス資源の探査と開発のための交通の生命線となった。
同自治区は2008年、2本目の砂漠公路を開通させた。タクラマカン砂漠の西部を縦断するように走る道路は、北側のアラル市から和田地区和田市に至り、全長は424キロ、砂漠の北西に位置するアクス地区と南西の和田地区を結んだ。
砂漠を平行に縦断する2本の道路はタクラマカン砂漠を3つに分けた。公路の開通で新疆南部と新疆北部を結ぶ道路は約500キロ短縮し、新疆の南北輸送の近道となった。(c)Xinhua News/AFPBB News