【6月14日 AFP】南アフリカ政府は13日、今年3月に宣言した干ばつによる国家災害非常事態について、十分な降雨に恵まれたことから同宣言を解除したと発表した。

 過去100年で最悪とされた3年にわたる今回の干ばつで、被害が著しかった同国第2の都市ケープタウンでは、住民への飲用水供給が滞る恐れがあった。

 政府が調査を実施したところ、多くの州で農業生産に悪影響を及ぼした干ばつは峠を越したことが分かったという。

 政府発表によると、地方自治を担当するズウェリ・ムキゼ(Zweli Mkhize)協調統治相が「2018年3月13日に宣言された国家災害非常事態が収束したことを確認した」としている。(c)AFP