2リットル採血し少年卒倒、「いんちき血液バンク」摘発 ナイジェリア
発信地:ラゴス/ナイジェリア
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【6月14日 AFP】ナイジェリア警察は13日、違法な血液バンクを運営していた疑いで男を拘束し、取り調べを行っていると明らかにした。この血液バンクでは17歳の少年が1週間におよそ2.3リットル採血されて倒れ、病院で治療を受ける事態になっていた。
南西部ラゴス(Lagos)の警察当局の報道官によると、男は少年に4000ナイラ(約1200円)を支払い、未認可の施設で採血を行った。
報道官の話によると、男は「検査技師としての訓練を受けており、採血の専門知識は身に着けている」と主張。男が4日に少年から約1.15リットル採血し、9日にも同量採血したところ、少年は倒れたという。
男はラゴスの自宅アパートで未認可のクリニックを運営していたが、きちんとした施設とは言えず、衛生状態も良くなかったという。警察は男のアパートで血液およそ4リットルを発見したが、現地の病院が男から血液を買っていたかどうかは不明だという。(c)AFP