米朝首脳、会談で互いを自国に招待 北の国営通信社が報道
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【6月13日 AFP】(更新)北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は13日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が前日にシンガポールで行なったドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との首脳会談で、トランプ大統領を平壌に招待し、同時に米国訪問の招待も受け入れたと報じた。同通信が米朝首脳会談の内容について報じるのは初めて。
KCNAは、「金正恩氏はトランプ大統領に対し、都合の良い時に平壌を訪問するよう招待し、トランプ氏も金氏を米国へ招待した」と報道。「両首脳はこれが朝米関係改善に向けたさらなる重要な機会になると確信し、互いの招待を喜んで受け入れた」としている。
さらにKCNAは、陰鬱(いんうつ)な関係が「地球上で最も長い期間続いていた」ものの、史上初めて実現した現職の米朝首脳による今回の会談が、「最も激しく敵対していた朝米関係における劇的な転換を迎える」一助になるだろうと伝えた。
またKCNAによると金正恩氏は「朝鮮半島の平和と安定、そしてその非核化を実現させるためには(米朝)両国が相互に理解し、敵対的行動を自制しなければならないと述べた」という。(c)AFP