トランプ氏のG7強硬姿勢、米朝会談控え「弱み見せないため」
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【6月11日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が、カナダで開催された先進7か国(G7)首脳会議(サミット)後にジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)加首相に対して手厳しい物言いをしたのは、米朝首脳会談を目前に控え「弱み」を見せないためだったと、トランプ氏の経済顧問が10日、明らかにした。
国家経済会議(NEC)のラリー・クドロー(Larry Kudlow)委員長は米CNNの報道番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン(State of the Union)」で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長がトランプ氏との会談前に「米国の弱みを目にしてはならない」と述べた。
トランプ大統領は10日にシンガポール入り。今回の会談の最重要議題は、北朝鮮の核兵器問題だ。
この首脳会談に向けて9日にカナダを離れる前、トランプ大統領はG7主催国カナダのトルドー首相が「極めて不誠実で弱腰」だと、ツイッター(Twitter)に投稿。
さらにトランプ氏は、G7の閉幕時に出された共同コミュニケを承認しないよう、米政府代表団に指示したことも明かしていた。(c)AFP