セレーナだけじゃない、テニス四大大会の奇抜ファッション6選
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【6月21日 AFP】10日に閉幕した全仏オープンテニス(French Open 2018)では、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が着用した黒のぴったりしたジャンプスーツ(つなぎ)が注目を集め、ニュースの見出しを飾った。本人が「楽しくて機能的」と語ったウエアには、昨年の出産の際に彼女の命を危機にさらした血栓が再びできるのを防ぐ役割もあった。
ここでは、四大大会(グランドスラム)優勝23回の実績を誇る女王のクローゼットから最高の(見方によっては最悪の)衣装3着を、そして他選手の奇抜なファッションから同じく3着を取り上げた。
■初代キャットスーツ/全米オープン2002
2002年の全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships)に当時20歳で出場したセレーナは、もも丈のぴったりした黒のストレッチウエアというインパクト十分な格好で出場し、各紙で見出しを飾った。
英紙デーリー・メール(Daily Mail)は、「ラップのように体に張り付き、驚異の起伏をことごとく強調」と評し、英大衆紙サン(The Sun)はセレーナのパワフルな肉体を「ナイス・エース、セレーナ!」とたった3語で表現した。
そんな周囲の騒ぎに惑わされることなく、セレーナは大会を制して自身2回目の全米オープン優勝を飾っている。
■ジェームズ・ディーンのデニム・ドリーム/全米オープン2004
2004年の全米オープンでは準々決勝で姿を消し、テニスの面では彼女にしては輝くことのできなかったセレーナだが、ファッションの面では再び周囲をあっと言わせた。
このとき披露したのは、デニムのミニスカートに黒のニーハイブーツ、びょう付きの黒のベストといういでたち。あぜんとする周囲に向かって、セレーナは「ジェームズ・ディーン(James Dean)にインスパイアされた」と話し、早世した1950年代のハリウッドスターに着想を得たものだと明かした。
■デニムウエア・ハーフトップ版/全米オープン2004
ナイトセッション用のデニムウエアは好みじゃない? それなら、暑さの厳しい昼間用のクロップトップはいかがだろうか。2004年大会のセレーナは、昼間の試合ではこちらを着用し、引き締まった腹筋に加えて、おへそのピアスを誇示した。
ここからは、その他の選手が着たド派手なウエアを紹介する。
■まばゆいヒョウ柄ウエア/全米オープン2007
斬新なファッションにためらいなく挑戦する米国のベタニー・マテック・サンズ(Bethanie Mattek-Sands)は、派手なウエアに関してはセレーナに引けを取らない存在だ。
2007年の全米オープンでマテック・サンズは、ヒョウ柄のトップスとパンツ、それに合わせたヒョウ柄のバイザーという出で立ちで姿を現した。
「ファンキーなのが好きなの」と語るマテック・サンズは、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)にサッカー選手をイメージした全身白のウエアで登場したことや、別の年の全米オープンに麦わら帽子をかぶって登場したこともある。
■ボディーラインが気になる?/全仏オープン2010
妹のセレーナに負けじと、姉のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)も赤と黒のコルセット風のウエアに、淡紅色のアンダースコートという格好で全仏オープンテニス(French Open)に出場したことがある。
ヴィーナスが「イリュージョンを生み出したかった」と発言したこともあって、このウエアはすぐにパリのムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)になぞらえて話題にされた。
■新しすぎるジャケット/ウィンブルドン2011
2011年のウィンブルドンに、マテック・サンズは半分に切った白のテニスボールを袖に無数に留めたジャケットで登場し、「テニス界のレディー・ガガ(Lady Gaga)」の異名を頂戴した。(c)AFP