【6月10日 AFP】カナダ・ケベック(Quebec)州で開かれた先進7か国(G7)首脳会議(サミット)で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領の「握手対決」が再びみられた。インターネット上で拡散した画像によれば、今回の対決ではマクロン大統領がトランプ大統領側に強固な痕を残したようだ。

 トランプ大統領とマクロン大統領は8日、G7首脳会議に合わせて行われた会談で握手を交わした。その際、マクロン大統領はトランプ大統領の手を29秒間、血の巡りが止まるほど強く握りしめた。握手を終えた直後のトランプ大統領の手にはまだマクロン大統領の指の痕が白く残っていた。71歳のトランプ大統領が40歳のマクロン大統領にきつく手を握られて、顔をしかめているように見える画像もある。

 トランプ大統領とマクロン大統領は昨年の初顔合わせ以来、会談のたびに「握手対決」をしている。昨年7月のフランスの革命記念日(Bastille Day)の式典では、まるで互いに相手の手を離したくないとでもいうように25秒間、がっちりと握手を続けた。さらに、その翌日に行われた会談後の別れのあいさつでも、両首脳はまた握手を交わした。この時の握手は30秒近く続き、序盤ではトランプ大統領が優勢だったようで、引き寄せられたマクロン大統領がバランスを崩す場面もあった。トランプ大統領は、マクロン大統領夫人のブリジット(Brigitte Trogneux)さんに別れのキスをするときもマクロン大統領の手を離さなかったという。(c)AFP