【6月9日 AFP】「エルトランポ(El Trumpo)」や「ロケットマン(Rocket Man)」タコスから、「ブロマンス(Bromance)」カクテルまで──史上初の米朝首脳会談の開催を前に、シンガポールのレストランやバーでは、一風変わった不思議な創作メニューが登場している。

 12日に予定される米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長の会談を前に、シンガポールでは多くの飲食店などが会談に便乗し、新メニューを提供している。

 あるメキシコ料理レストランでは、牛肉のパティとピクルスが入ったタコス「エルトランポ」や、から揚げやキムチを使った「ロケットマン」タコスを提供している。「ロケットマン」は、トランプ大統領がかつて金委員長に言及する際に使った呼称だ。

 ショッピング街として有名なオーチャード・ロード(Orchard Road)の近くにあるバーでは、ビールとテキーラ、ダイエット・コーラ、朝鮮半島(Korean Peninsula)の酒「ソジュ」を使ったカクテル「ブロマンス」を提供している。

 また別の飲食店では、バーボンをベースにした青色のカクテル「トランプ」と、ソジュをベースにした赤色のカクテル「キム」を、首脳会談の開催予定日にちなんで、それぞれ12.6シンガポールドル(約1030円)で提供している。(c)AFP