【6月7日 AFP】中国南部・広東(Guangdong)省台山(Taishan)市で6日、第3世代の原子炉「欧州加圧水型炉(EPR)」が世界で初めて稼働した。

 フランス電力(EDF)の新原子力プロジェクトの責任者であるグザビエ・ウルサ(Xavier Ursat)氏はツイッター(Twitter)で、台山原子力発電所のEPR「台山1号(Taishan 1)」が「初めての連鎖反応を起こし、始動した」と投稿。EDFは台山市に建設中の原子炉2基の持ち株30%を保有している。

 フィンランドとフランスのEPRは建設が難航しており、台山1号が世界で初めて稼働したEPRとなった。

 台山1号は今後も実験を行う予定で、商業運転にはまだ時間がかかるという。また来年には台山2号も稼働予定となっている。(c)AFP/Julien MIVIELLE