【6月7日 AFP】スーダン政府は6日、同国の複数の防衛関連企業が北朝鮮との契約を全て破棄したと発表した。スーダンが厳しい制裁が科されている北朝鮮との防衛分野の契約が存在していたことを初めて認めた。

 スーダン外務省は「スーダンの複数の防衛メーカーが、北朝鮮との契約を全て破棄し、直接または第三者を介しての北朝鮮との関係も断った」と明らかにした。契約の具体的な内容には言及していない。

 スーダン政府は国連安全保障理事会(United Nations Security Council)の対北朝鮮制裁を履行するための委員会を設置したことも明らかにした。

 米国は北朝鮮との一切の関係を断つようスーダンに圧力をかけてきた。

 米国は昨年10月、数十年に及んだ対スーダン制裁を解除したが、北朝鮮、イラン、シリアと共にテロ支援国家への指定は維持している。(c)AFP/Jay Deshmukh