ドゥテルテ比大統領、キス騒動への批判を一蹴 共に「楽しんだ」
発信地:マニラ/フィリピン
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【6月6日 AFP】韓国を訪問していたフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領(73)が、出席したイベントのステージ上でフィリピン人女性の唇にキスしたことについて、同氏は6日、2人は共に「楽しんだ」として女性蔑視との批判を一蹴した。
ドゥテルテ氏は3日、韓国でのイベントに出席した際、キスと引き換えに本を無料で提供するとして、フィリピン人女性のビーア・キム(Bea Kim)さんを演説中にステージに上げ、自分の唇を指さした。
女性は当初ためらい、夫がいると言ったが、ドゥテルテ氏が女性の唇にキスした後も抗議しなかった。大半がフィリピン人だった聴衆は喝采し、好意的な歓声を上げた。
フィリピンに帰国したドゥテルテ氏は、首都マニラに記者団に対し「私たちは楽しんだ。ちょっとしたパフォーマンスで、みんなが楽しんだ」「悪意があれば公の場であのようなことはしない」と話した。
同氏はさらに不満の声が高まれば進んで辞職すると発言。「全ての女性が私の辞任を求める請願書に署名するならば、私は辞職をためらわない」と述べた。(c)AFP