【6月6月 AFP】米電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)は5日、中国で開かれた株主総会で、上海(Shanghai)での電気自動車(EV)および電池の生産計画を中国当局と共に進めていることを明らかにした。

 総会ではテスラの販売部門責任者のロビン・レン(Robin Ren)氏が、同社2番目となる「巨大工場」の建設予定地が上海であることを発表した。同氏は米国外で最初の巨大工場を上海に置くことを非常に楽しみにしていると述べ、中国政府との協議も「非常にうまくいっている」と語った。工場計画の詳細はまもなく公表するという。

 質問に応じたイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は、手頃な価格の自動車を生産するためには「生産事業を少なくとも大陸レベルにまでローカライズすることが重要だ」と述べた。さらにマスク氏は、今年中に欧州でも巨大工場の拠点を確定したいとし、いずれは世界中に10~12か所の巨大工場建設を目指していると述べた。

 テスラは現在、米ネバダ州の工場で電池を生産し、カリフォルニア州北部で自動車を組み立てている。上海の新たな巨大工場では電池と電気自動車を生産する。(c)AFP