【6月6日 AFP】米ハワイ島のキラウエア(Kilauea)火山の噴火で、地元当局は5日、溶岩流によって海辺の住宅数百棟が破壊されたと明らかにした。

 ハワイ郡のジャネット・スナイダー(Janet Snyder)報道官はAFPに「一晩でカポホビーチロッツ(Kapoho Beach Lots)とバケーションランド(Vacationland)の住宅数百棟が失われた。正確な数字は分からない」と述べた。

 スナイダー氏によると、5月3日のキラウエア火山噴火後、これに先立ち住宅117棟が破壊されていた。噴火を受けてこれまでに2500人が避難を余儀なくされている。

 今回新たに2つのコミュニティーが溶岩流に見舞われた。ただ、事前に避難命令が出されていたため、これまでのところ死傷者が出たという報告はない。

 被害を受けた住宅には、ハワイ郡のハリー・キム(Harry Kim)郡長の自宅も含まれるという。(c)AFP