大英博物館への攻撃を計画、10代の女に有罪評決 英国
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【6月5日 AFP】英国で4日、大英博物館(British Museum)への攻撃を準備していた罪に問われていたロンドン出身の10代の少女が有罪評決を受けた。警察および検察当局が明らかにした。
サファー・ブラー(Safaa Boular)被告(18)はオンライン上で知り合ったIS戦闘員と結婚するためにシリアへ渡航しようとして当局に阻止された後、手りゅう弾と銃を使った攻撃を計画していた。
この事件では、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」関連としては英国で初めて、女だけで構成されたグループが関与。また被告は、同国でISによる攻撃を企てた罪に問われた最年少の女だという。
戦闘員に合流するというブラー被告の望みは、2016年8月に空港で止められてパスポートを没収されたことで行き詰った。その代わりに被告は、英国で攻撃を計画しようと決意。オンライン上でおとり捜査官に対し計画の詳細を説明したという。
2017年4月にテロ準備の疑いで逮捕された際には、姉と母親に計画を託し、今度はこの2人が計画を温めた。
姉と母親はウェストミンスター(Westminster)周辺を下見に訪れ、ナイフを購入。しかし監視していた警察によって逮捕された。
2人は起訴内容を認めていたものの、ブラー被告は否定。だが4日の公判で有罪評決を受けた。
ロンドン警視庁テロ対策司令部のディーン・ヘイドン(Dean Haydon)氏は事件について、「残忍な目的に家族を巻き込んだ。ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)関連としては、英国で初となる女だけのテロリストによる企てだった」と述べている。(c)AFP