「恐竜」姿の交通警官が子どもたちに人気、タイ
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【6月5日 AFP】タイ中部ナコンナヨック(Nakhon Nayok)で、恐竜のコスチューム姿で交通整理をする警察官が人気者となっている。
この警官は首都バンコクから車で2、3時間ほどの距離にあるナコンナヨックで交通整理にあたるタニット・ブサボン(Tanit Bussabong)巡査。暑さや驚く通行人たちの視線をものともせず幼稚園前で行き交う車をさばいている。恐竜のコスチュームのおかげで子どもたちは交通安全を学び、親たちも交通ルールを守るようになると、ブサボン巡査は話す。
ブサボン巡査が所有するコスチュームは、米ディズニー(Disney)の人気キャラクター、ミニーマウス(Minnie Mouse)やクマなど20種類に上るが、子どもや保護者らの「一番人気」はティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)を模した緑色のコスチュームだという。このコスチュームには恐竜の小さな前肢と人の両脚が付いており、着用すると恐竜の背中に乗っているように見える。
ブサボン巡査が初めて恐竜のコスチュームを身に着けてから1年になる。初めは面白がっていた子どもたちも、今ではブサボン巡査を信頼し、巡査の指示を待ってから道路を横断するようになったという。
ブサボン巡査はAFPに「子どもたちが喜んでくれて、私もうれしい」と述べ、「親たちも以前より交通ルールを守るようになった」と付け加えた。(c)AFP