米カリフォルニア州マラソン会場付近で発砲、女を拘束
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【6月4日 AFP】(更新、写真追加)米カリフォルニア州サンディエゴ(San Diego)中心部で3日、数千人が参加したマラソン大会の会場付近で発砲があり、女が拘束された。警察が発表した。
CBSとNBC系列の地元テレビ局によると、女は「サンディエゴ・ロックンロール・マラソン(San Diego Rock 'n' Roll Marathon)」のゴール近くの立体駐車場で複数回発砲。その際、警察官1人が自ら撃った銃弾で脚か足にけがをしたという。
サンディエゴ市警はツイッター(Twitter)で、「市への脅威はなくなった。現場の安全は確保された。マラソンは再開された」と発表した。
報道によると、女は市役所に程近い駐車場の上階に駐車してあった車の下に入り、自分の頭に銃口を向けていたという。その場で身柄を拘束された。身元や動機に関する情報は今のところ入っていない。
マラソン主催者は、「午前11時45分(日本時間4日午前3時45分)までにコースを閉鎖し、参加者約4900人を指定の避難場所に誘導した」と発表。
しかし「発砲を行って警察に取り押さえられた人物に絡む騒動は、本日のレースとは無関係だった」として、「一時は正式に中断されていたが、警察が11時56分に再開許可を出し、ランナーは再びゴールを目指して走り始めた」と明かした。
米国では2013年、ボストン・マラソン(Boston Marathon)で爆破事件が発生。ジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)受刑者とその兄で既に死亡しているタメルラン(Tamerlan Tsarnaev)容疑者が自家製爆弾を爆発させ、3人が死亡、多数が負傷した。(c)AFP