【6月3日 AFP】キューバの民間防衛当局は2日、亜熱帯暴風雨「アルベルト(Alberto)」の影響による洪水で、これまでに7人が死亡したと明らかにした。また、国営メディアが伝えた当局の発表によると、2人が行方不明になっている。

 キューバを先週襲ったアルベルトの影響による死者は、26歳から77歳の全員、男性で、被害が最も大きい中部から東部にかけての複数の地域で死亡が確認された。当局によると、行方不明の2人も18歳と51歳の男性だという。

 国営メディアは、大雨のために中部の4県で4万人以上が避難したと報じた。

 経済の要所である南西部のシエンフエゴス(Cienfuegos)の石油精製所も洪水のため、一時閉鎖を余儀なくされた。

 シエンフエゴス周辺の湾岸には、油の混じった水約1万2000立方メートルが流出したという。

 アルベルトは、大西洋のハリケーンシーズンが始まるよりも1週間早い、5月25日にカリブ海西部で発生した。(c)AFP