トルコでウーバーは「もうおしまい」 エルドアン大統領
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【6月3日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は1日夜、イスタンブール(Istanbul)で演説し、配車アプリ大手ウーバー(Uber)はトルコ国内では「もうおしまいだ」と述べた。同国のタクシー運転手らから厳しく追及されていたウーバーは窮地に追い込まれた格好だ。
イスタンブールのタクシー運転手らはここ数か月、ウーバーは適切な法的根拠なく業務を行ってタクシー市場を侵食していると主張し、ウーバーの禁止を求める激しいロビー活動を展開していた。エルドアン大統領の発言に先立ち、トルコ政府は国内でのウーバーの事業を著しく困難にさせるとみられる新規制に合意していた。
政府は先月、罰金額を大幅に引き上げる命令を出し、違法にタクシー業務を行った企業をブラックリストに入れるとけん制した。正規のタクシー運転手組合は、交通警察がこの措置をきちんと適用すればウーバーにとって大きな脅威となるだろうとコメントしていた。
今月24日の大統領選と議会選が3週間後に迫る中、エルドアン大統領はウーバーについて、欧州の一部の国々では人気かもしれないがトルコでは違うと述べた。
全員ではないもののイスタンブールのタクシー運転手や主要タクシー運転手組合の多くがエルドアン大統領を支持している。(c)AFP/Stuart WILLIAMS