【6月1日 AFP】映画化され大ヒットしたファンタジー小説「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語、The Lord of the Rings)」の著者である英作家J・R・R・トールキン(J.R.R. Tolkien)に関連する展覧会が1日から、英オックスフォード大学(University of Oxford)のボドリアン図書館(Bodleian Libraries)で始まった。

 主催者側が「数十年に一度」の大展覧会と呼ぶ「Tolkien: Maker of Middle-earth」(トールキン:中つ国の創造主)展では、著者の原稿やイラストの他、地図や書簡など200点が展示されている。このうち3分の1は初公開だ。

 オックスフォード大教授だったトールキンは多くの時間をこのキャンパスで過ごしたが、展示されている品々の中には1973年のトールキンの死後、初めてこの地に戻ってきたものもある。

 図書館長のリチャード・オベンデン(Richard Ovenden)氏は「トールキンは常に世界的な現象だった…彼が生きていた時ですら」と述べ「昔からトールキン関連の最大のコレクションを有するわれわれこそが唯一、こうした展示ができる機関だ」と語った。(c)AFP/Joe JACKSON