【6月1日 CNS】中国商務部の鐘山(Zhong Shan)部長は5月28日、「サービス業の開放を推進し、輸入を拡大する」と述べた。

 鐘山部長は「中国(北京)国際サービス貿易会(China Beijing International Fair for Trade In ServicesCIFTIS)」のフォーラムで、「世界のバリューチェーンにおいて、サービス業の地位はまずます重要になっている。中国は現代のサービス業を成長させ、サービス業分野での国際協業を進める必要がある」と指摘した。

 中国のサービス貿易は急成長している。2012~17年にかけて年平均7.8%成長し、世界2位の規模になった。2018年第1四半期のサービス貿易総額は、前年同期比11.4%増の1兆3000億元(約22兆円)に迫った。うち輸入は同10.8%増の8395億2000万元(約14兆円)、輸出は同12.6%増の4135億2000万元(約7兆円)で、4260億元(7兆円)の貿易赤字となっている。

 中国は最近、保険業界の対外開放ロードマップを発表し、外資金融機関の設立制限を緩和するなど、規制緩和を進めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News