【6月1日 CNS】中国のカーシェアリング企業、盼達用車(PandAuto)と百度(Baidu)は24日、重慶市(Chongqing)の重慶両江新区(Chongqing Liang Jiang New Area)で、「自動運転モデルエリア」を始動させた。モデルエリアに配備されたシェア自動車には「呼び出しボタン」機能が搭載されており、中国初となる「車が人を探す」自動運転ビジネスの試験運営となった。

 ユーザーがスマートフォンから盼達用車のアプリを開き、画面上から「車を使う」をタップすると、指定の場所からシェア自動車1台が動き出した。

 車は重慶特有のでこぼこ道を安定して走行しながら、カーブを曲がり、信号機も識別し、通行人を避けるなど一連の試練をクリアし、ユーザーのいる舞台付近に到着した。車が目的地に着き、ユーザーがアプリ画面から「車を返却する」を操作すると、車はまた元のルートから指定の場所に戻り、正確な車庫入れまでみせて停車した。

 このシェア自動車には計6台のカメラと、12機の音響レーダーを搭載して構成された「セーフティ・チェック」が装備されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News