北朝鮮高官が米国入り、ポンペオ氏と夕食会 首脳会談めぐり協議
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【5月31日 AFP】(更新、写真追加)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長の右腕とされる金英哲(キム・ヨンチョル、Kim Yong-Chol)党副委員長が30日、ニューヨーク入りした。マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官と夕食を取りながら、正恩氏とドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領による首脳会談の実現に向けて大詰めの協議を行った。31日にさらに2回協議する予定。
北朝鮮の国連代表部報道官によると、英哲氏は同日、中国国際航空(Air China)の航空機でニューヨークのケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)に到着した。同氏は過去18年間に訪米した北朝鮮の高官の中では最も高位。
続いて、マンハッタン(Manhattan)にある米外交官のアパートメントで、ポンペオ氏と約1時間半の夕食会に参加。ポンペオ氏は終了後、記者団に「素晴らしかった。良いワーキングディナーになった」と話した。ツイッター(Twitter)では「ステーキ、コーン、チーズ」などが振る舞われたとも明かした。
ポンペオ氏と英哲氏の会談は今回で3回目。米高官は両氏について「残された2週間でやらなければならないことについて協議する」と説明した。
米国は北朝鮮に「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を求めている。(c)AFP