ワウリンカの復活遠く、全仏初戦敗退で世界トップ250外へ
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【5月29日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、2015年大会覇者で第23シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は2-6、6-3、6-4、6-7(5-7)、3-6で世界ランキング67位のギジェルモ・ガルシア・ロペス(Guillermo Garcia-Lopez、スペイン)にフルセット負けを喫し、初戦敗退となった。
最近は膝の故障に悩まされ、クレーでわずか1勝しか挙げられないままパリに入ってきた33歳のワウリンカは、決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れた前回大会のポイントを死守できなかったことで、世界ランキングも現在の30位から250位以下に転落することが決まった。
四大大会(グランドスラム)通算3度の優勝を誇るワウリンカは試合後、「(ランキングの低下について)いら立ちはない。ただつらくはある」とすると、「でも、戻ってくるには長い時間がかかると最初から分かっていた。手術を受けた時から、自分がありたい場所に戻るには最低でも1年はかかるだろうと理解していた」と話した。
またこの試合では、6ゲームを終えた時点でメディカルタイムアウトを要求し、ファンが心配になるような場面もあったが、ワウリンカ本人は「膝は大丈夫。第1セットの序盤で何か引っかかったような感じがしたから、話を聞く必要があっただけ」と話し、自身の左膝に今まで以上の問題はないと不安を一蹴している。(c)AFP/Jed Court