【5月27日 AFP】中国の王毅(Wang Yi)外相とブルキナファソのアルファ・バリー(Alpha Barry)外相は26日、北京で国交樹立を宣言する共同文書に署名した。ブルキナファソは24日に台湾と断交している。

 台湾をめぐっては蔡英文(Tsai Ing-wen)氏が2016年に総統に就任して以降、同国との断交に踏み切った国はブルキナファソで4か国目となり、台湾と外交関係を持つ国は18か国となった。

 王外相は署名後の演説で、「世界には一つの中国しか存在しない」「ブルキナファソ政府は時代の傾向に沿い、正しい政治的決定を下した」と述べた。ブルキナファソは台湾と断交後、中国と国交を結ぶものとみられていた。

 台湾は発展途上国との外交関係をめぐり中国と数十年にわたって主導権争いを繰り広げてきたが、形勢は不利になる一方で、アフリカにおける台湾の同盟国は今やスワジランドただ一国を残すのみとなっている。(c)AFP