元米宇宙飛行士アラン・ビーン氏死去、4人目の月面歩行者
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【5月27日 AFP】人類で4人目の月面歩行者となった元米宇宙飛行士のアラン・ビーン(Alan Bean)氏が26日、テキサス州ヒューストン(Houston)で死去した。86歳。米航空宇宙局(NASA)を通じて家族が明らかにした。ビーン氏は最近になって急に体調を崩していたという。
ビーン氏は1932年テキサス州ウィーラー(Wheeler)生まれ。1955年にテキサス大学(University of Texas)で航空工学の学位を取得し、米海軍のテストパイロットを経て1963年にNASAの宇宙飛行士に選出された。
1969年、月面着陸を果たしたアポロ12号(Apollo 12)の搭乗員を務め、月面を歩行。1973年には米国初の宇宙ステーション計画である「スカイラブ(Skylab)」計画に船長として参加した。
またスカイラブ計画では宇宙滞在時間59日、航行距離3930万キロを達成し、当時の世界記録を樹立した。
1981年にNASAを退職し、画家に転身。アポロ計画を題材とした作品を制作した。(c)AFP