肩負傷のサラーは「重傷」、クロップ監督はW杯欠場も示唆
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【5月27日 AFP】26日に行われたレアル・マドリード(Real Madrid)とのサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝で、前半途中に負傷交代したモハメド・サラー(Mohamed Salah)について、リバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は深刻なけがであることを明かした。
1-3で敗れた試合後、クロップ監督は「重傷だ。X線検査のため病院にいる。鎖骨か肩のどちらかを痛めている。大丈夫なようには見えない。そういうことだ」と話した。
今季リバプールで公式戦44ゴールを挙げているサラーは、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)との競り合いで負傷し、前半30分過ぎに涙を流しながらピッチを後にした。そこまでは試合を優勢に進めていたリバプールだったが、ショッキングなエースの負傷交代の後、GKロリス・カリウス(Loris Karius)の2回のミスとギャレス・ベイル(Gareth Bale)のスーパーゴールで試合に敗れた。
クロップ監督は、サラーを失ったことが試合の分岐点になったと考えており、「もちろん大きな瞬間だった。試合に負けた後にこういうことを言ったら、言い訳に聞こえるとまわりから言われるのは分かっているが、それでもわれわれにとっては厳しい当たりで、レスリングのようだった。選手たちは明らかに動揺していた」とコメントした。
サラーはその後、つり包帯姿でスタジアムをあとにしている。
さらに監督は、サラーがW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出られないかもしれないと認めている。サラーは1990年のイタリア大会以来の本大会出場を果たしたエジプト代表の大黒柱で、チームはチャンピオンズリーグ決勝から3週間に満たない6月15日にウルグアイとのチーム初戦を迎える。
「すべてを望んでいたが、何も得られなかった。われわれは重要な選手を失った。そしておそらくW杯に出るエジプトも、重要な選手を失った。これまで話した内容から分かってもらえると思うが、状況はまったく良くない」 (c)AFP