【5月26日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は25日、2024年の大統領任期満了に伴い、首相として権力の座に就く可能性があることを示唆した。プーチン氏は2008年の大統領任期満了時にも首相に就任した。

 プーチン氏はサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)で開かれた国際経済フォーラムで、2024年に権力の座を去るのかとの質問に対し、「私は常にロシア憲法に厳格に従ってきたし、今後も従う。憲法には、連続2期までしか(許され)ないと明記されている」と回答。「今は連続2期目だ」と述べた。

 同氏は2008年に連続2期目の大統領任期を満了した際、盟友のドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)氏が大統領に就任する一方で、自身は首相に就き、4年後に再び大統領となった。

 だが観測筋によると、その間もプーチン氏はロシア最高の実力者であり続けた。

 プーチン氏は「前回、私が大統領職を離れた時のことを思い出して欲しい。今回もルールを守る予定だ」と述べ、2024年にも首相に就く可能性を示した。(c)AFP