就寝中にヘビにかまれた母親、気付かず授乳し母子共に死亡 インド
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【5月25日 AFP】インドで、就寝中にヘビにかまれたものの、それに気付かなかった母親が毒を含んだ母乳を幼児に与え、2人とも共に亡くなるという出来事が起きた。警察当局が25日、明らかにした。
事件が起きたのは、同国北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州。35歳の母親は、目覚めた際にヘビにかまれたことに気付かないまま、娘に母乳を与えた。
警察官のビジャイ・シン(Vijay Singh)氏はAFPの取材に対し、3歳の娘と母親は24日に体調が悪くなり、病院に着く前に亡くなったと話した。
家族は他の部屋でヘビを見つけたが、ヘビは逃げてしまったという。
検視解剖が行われる予定だが、警察は事故死として扱っている。
米国熱帯医学会(American Society of Tropical Medicine and Hygiene)による2011年の報告では、世界で毎年10万人がヘビにかまれて亡くなっており、うち4万6000件がインドで発生しているという。(c)AFP