【5月22日 AFP】動画配信大手の米ネットフリックス(Netflix)は21日、バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領夫妻と、映画やシリーズ作品を製作する複数年の契約を結んだと発表した。

 オバマ氏とミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人は、ネットフリックス向けにさまざまなコンテンツを制作する会社「ハイアー・グラウンド・プロダクションズ(Higher Ground Productions)」を設立していた。同社は台本のあるシリーズものや、ドキュメンタリー、特集番組などを手がけるとみられる。

 オバマ氏は声明で「私たちが社会のために働くときに感じている単純な喜びの一つは、さまざまな立場のたくさんの素晴らしい人たちに出会え、彼らが自分の経験を多くの人たちと共有するのを手助けできることだ」と述べている。

 契約額については公表されていないが、オバマ夫妻が昨年結んだ大統領時代の回顧録の出版契約額は6000万ドル(約66億円)超と伝えられている。

 オバマ夫妻はツイッター(Twitter)とインスタグラム(Instagram)のフォロワーが合計1億5000万人と、ソーシャルメディアですでに大きな存在感を持つ。世界190か国に1億2500万人の契約者を持つネットフリックスとの契約によって、その影響力は一段と高まることになりそうだ。(c)AFP