【5月21日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)は20日、本拠地で行われたタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)戦に先発登板し、再び日曜日の午後に見事な投球を披露し、7回3分の2を投げて9三振を奪い、4勝目を挙げた。試合はエンゼルスが5-2で勝利し、連敗を5で止めている。

 二刀流の大谷は再びマウンド上で輝き、8回途中まで投げ6安打2失点で降板した。

 投手としてキャリア最初の7試合で6三振、あるいはそれ以上の三振を記録したのは、1908年以降のア・リーグ選手としては1955年のクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)のハーブ・スコア(Herb Score)、そして2014年のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)に続き、史上3人目となった。

 初回に20球を要した大谷は、2回に二塁打を許すと、3回にはその初球をジョニー・フィールド(Johnny Field)にスタンドまで運ばれた。

 それ以降、レイズの12打者を連続で打ち取った大谷は、7回には2本の単打を許し、2度ウオーニングトラックまで飛球を運ばれると、8回にこの回2本目の安打を打たれたところでマウンドを後にした。

 前回登板より7球多い110球を投げた大谷は、これで4勝目(1敗)を挙げ、防御率を3.35としている。

 エンゼルスの打線は四球の恩恵を生かして4安打で5得点を奪い、大谷に必要な援護を果たした。

 エンゼルスの9回のマウンドには、シーズン当初クローザーを務めていたブレイク・パーカー(Blake Parker)が登板。ここ数週間で結果を出していることもあり、再びその座につく可能性もある。

 大谷は「連敗中に勝てたのはすごく大きいことじゃないかと思う。すごく良いゲームだと思う」とコメントしている。

 一方で打者大谷は、これまでに打率.321、6本塁打、17打点を記録している。(c)AFP